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 ●ご注意
 このページは製作過
 程のイメージをあらわ
 すものです。
 
 実際の「YOL関西」は
 こちらです。
 
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          | 3:Webデザインの最近の動向 と ITのビジネス動向(20分)。
 
 
 
 ■ブランドフォース - Brand Force -
 
 だいぶ突っ込んだ話になりまして、喋っている方としても気が気ではないので
すが、そこは流れで、次にすすみます。
 まずはすこしばかり具体例を。
 
 現在私は、ソニーデザインのサイト構築に関わっています(2001年10月現在、
コピー並びにライターとして)。
 10ヶ月近くにおよぶ連作というか連載でして、最後のトリの構成をどうするか
で悩んでいるといいますか、なかなかまとまらない。
 このサイトでは主に、ID、インダストリアル・デザイン、つまり工業デザイン
を語る場所でありました。記録的な価値を意識したWeb上の書籍にも似た扱いです。
 ところがそこに、企業や製品のロゴ、あるいはWebデザインのコンセプトなども
含まれるようになっています。
 いわゆる「デザイン領域の拡大」と言ってもいいのかもしれません。
 例えば、ウォークマンのロゴが最近変わっています。
 現在出荷されているものは、Wと「.」ドットを組み合わせたものになっていま
す。これには、理由があるのですね。
 以下は私が書いた本文、「原案」の一部です。
 
 
 
 ○製品と企業のシンボル、ロゴ
 ネットワーク時代にふさわしい、新しい『Walkman』ロゴをつくる。
 『Walkman』とは何か、どのように定義したらいいのか。
 これを明確にするために、デザイン・カンパニー・セールス、三者の声を取り
入れながら、「Walkman Comittee」がつくられました。
 -Portable,Personal,Stereo,Joggable-.
 『Walkman』をこのように特徴づけ、製品本体のみならずパッケージや宣伝広告な
ど多様な用途に使用できる、複合的なシンボルとしてのロゴ。
 いわばロゴそのものが、『Walkman』という総合ブランドを形づくり象徴してゆ
く。しかも、ロゴのデザイン自体が、製品のデザインに取り入れられることをも
想定した扱いやすいものであることが求められました。
 
 
 
 ここで注意していただきたいのは、
 「いわばロゴそのものが、『Walkman』という総合ブランドを形づくり象徴してゆ
く」という部分です。
 『Walkman』という商品自体が、既にして総合ブランドである。
 あるいは、独立したブランドに育ててゆかねばならない、という認識が根底に
あります。もちろん、それまでに培ってきた商品の技術力、ユーザへの認知度な
どの歴史・蓄積があってはじめて為しえることですけれども、同時に、かつての
イメージがやや拡散し始めたという危機感もない訳ではない。
 一時、なんにでも「グッチ」の商標がついていて、そのブランドイメージが下
落したということがありました。
 更に、新しい時代に対応してブランドそのものを集約してゆこうという、再構
築の意思も感じられます。
 
 つまりこれは、BM、「ブランドマネジメント」の概念にも連なるものなんですね。
 ブランドマネジメントとは、企業におけるブランドの階層を設定することです。
 個々のブランドのコアな顧客層とポジショニングを明確化にしながら、ブランド
体系を維持、強化していく管理プロセス・経営手法。
 このブランドマネジメントを旨く行えるかどうかが、現在のように成熟化した
市場あるいはグローバルな市場において、競合他社との差別化をはかる成功要因
のひとつになっていると言われています。
 ご記憶になっている方もおられると思いますが、以下はその実例。
 企業ブランド再構築の一例です。
 
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