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●ご注意
このページは製作過
程のイメージをあらわ
すものです。
実際の「YOL関西」は
こちら
です。
●市場環境分析
・市場の現在の状況がどうなっているかを大局的な見地からつかむ。
ここには、ブロードバンド化を視野に入れた、ITそのものが成熟の過程にあ り、ある種のライフラインになりつつある、という認識が含まれるだろうと私 は考えています。
●コンテンツ分析
・コンテンツそのものにどんな変化が生まれてきているか、現状を把握する。
ここでは、「関西発」の各コンテンツを読者、つまり顧客の視点で訴求力チ ェックを行います。次に「評価リスト」を作成します。つまり、新しい方向性 を模索する前提として各コンテンツの魅力度を多方面からチェックしてゆきます。
ただし、分析が万能ではないことに注意してください。
「作り手の熱意」という評価基準は、ITというインフラの特性上、どうしても 必要になってくると思われます。
●顧客分析
・顧客の購読行動のこれまでと現在と未来を、コンテンツを通して捉える。
読者つまり顧客とコンテンツとの市場における望ましい関係は、マーケット シェアの実績と、ブランドロイヤリティの確立です。
シェアは数字になって顕れます。
ブランドロイヤリティとは、継続して購読される確立、可能性を指します。
ここでブランドというものを簡単に定義しますと、そもそも、製品やサービ スを他のそれとは異なるものとして識別するための名前、用語、デザイン、シ ンボル、のことでした。
90年代の初めに、ブランドエクイティという概念が発生します。
つまり、ブランドを企業の無形の資産とみなす考え方です。
現在ではそれが「当該ブランドはどうあるべきか、どのように認知されたい のか」という、「ブランドアイデンティティ」(略してBI)の概念に発展して きています。つまり、アイデンティの明確化こそが強いブランドを構築する最 重要課題であるという認識に至りました。
ブランドについては後でも触れますが、その前提として、自分達はどうみら れているかという一定の調査・分析が必要であるということです。
●競合企業分析
対新聞社では某新聞社を暫定的に想定しますが、ITの世界ではそれだけでは 不足です。ある意味で、ポータルサイトのニュース部門、コンテンツを置いて ある部分、それら全てを一定の視野にいれておいた方がいいかも知れません。
eコーマスビジネスを行っているところも含みます。
どのポータルサイトもeコーマスも、集客のために、質の高いコンテンツを 欲しがっています。
●問題点と市場機会
・分析を通じて明らかになった、市場とコンテンツ、その集合体であるブラン ドの問題点を明らかにする。
●基本的なマーケティング戦略
・ここでは大胆な提案を行ないます。
例えば以下のようにでです。
ベースとなるキャッチ・コピー案
信頼と感動。
情報のライフライン、読売新聞。
ニュースの速報性・厚みを前提としながら、全体の一部門ではなく、独立し たブランドイメージを保持するサイト。
従来の新聞社の枠に留まらない、21世紀にふさわしい総合生活情報サイトを 目指す。同時に、文化的価値の高い蓄積型コンテンツを集約してゆく。
大衆性と文化性。
1000万部の信頼をベースに、IT部門では更に「感動」の要素を加味してゆく。
個別的には、ユーザのターゲットを
若者
中高年
お年寄り
更に大きな枠で、女性
と想定します。その場合、今の時代や社会情勢のもとで、各々の方々がどの ような立場にあり、どのような生活意識、簡単に言えば、不安や希望などです ね、潜在的なニーズを持っているかを、「肌」で予測することが前提になります。
これは先に開高さんが述べられている「時代性」ということに連なります。
ここで大事なことは、PCの画面に向かい、マウスを動かしているのは、集団 ではなくあくまで「個」であるということです。
一方通行ではないということ。選択肢が読者、顧客にあるということ。
届けられるのではなく、顧客がこちらに出向いてくるという。
従来のメディアとはそこが大きく異なっている訳ですけれども、むしろ、IT というものを単に舞台、インフラとして捉えた方が実態に合っているのではないか。
メディアと考えてしまうと、どうしても旧来の媒体を前提として考えやすい。
大きなとりこぼしが出てくる可能性がある。
Webデザイン、マーケティングの部門では、一般にそのように指摘されています。
●ポジショニング
●表現戦略
ポジショニングとは、簡単に言えば図で指し示すことです。
これまでの「関西発」
これからの「関西発」
使用前、使用後。みたいなものでして、ワタシはこうなりたい、というよう な希望的観測であっても構いません。これがBI、「ブランドアイデンティティ」 に繋がってゆきます。
従来の「関西発」、あるいは広く新聞社のサイトはどういうものであったか ということを冷静に意識化・言語化してゆきます。
そこから、とるべき「表現戦略」が生まれてきます。
「表現戦略」については、後で再度述べます。
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