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●ご注意
このページは製作過
程のイメージをあらわ
すものです。
実際の「YOL関西」は
こちら
です。
■日本の伝統色 2.
ちなみに、紫には以下のような種類があります。
個人的な好みでいくつかを並べますと、
青紫
菫色
桔梗色
竜胆色
紫苑色
隣接して、青の系統に分類されているものには
納戸色
紺色
紺青(こんじょう)
かち色(これは紺色を更に濃くしたものです)
鉄紺
紫紺(しこん)
また、鮮やかな紫に近い青には、
瑠璃色
群青色
ここで瑠璃色というのは、青の中でもやや別格の色の扱いのようで、元々は ガラスを顕す古名でもありました。
金、銀、瑠璃(るり)、珊瑚(さんご)、琥珀(こはく)、しゃこ、瑪瑙(めのう)。
仏教で古くから七宝(しつぽう)とされた七つの宝物があります。
そのひとつが瑠璃なんですね。唯一の青い色の宝石。
瑠璃は梵語の音訳、「吠瑠璃(べいるり)」からきているといいます。
ラピスラズリという鉱石がありますが、そこから作られた絵の具がウルトラ マリン。瑠璃色とウルトラマリンは、仏教美術、キリスト教美術でも至上の色 として尊ばれたとされています。ただし猛毒であるともいわれます。
文学の世界でも、瑠璃は貴重な壷や美しい色の形容としてよく使われています。
・竹取物語
「金、しろかね、るりいろの水、山より流れ出たる」(10世紀中)
・いさなとり(幸田露伴)
「瑠璃色の黒眼(くろめ)青みざしたる白目の光流るるごとく」(1891)
・蓼喰ふ虫(谷崎潤一郎)
「瑠璃色の古伊万里の壷に椿の花の活けてあるのが、夫の枕の向こうに見える」(1929)
などなど、「いずれにしても瑠璃色という名前は、青なかの最上の青にささ げたれた美称である」(読売新聞社刊:日本の伝統色:87頁)とされています。
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