ほどほど 2.
■ 水を差すのはたいていは妙齢である。
または、現実にそれに似た姿を眺めた時かもしれない。
ヘルメットを被ってタイツのようなものに身を包み、40を超える速度で車道を懸命に走っているレーサーごっこの30代や40代の彼を見かけると、場違いだなと思う。
信号を無視したり、こちらを威嚇するかのような道路上の四民平等の示唆というのも、普段相当ストレスがあるからだろうと、かなり好意的に解釈をしなければならない。
あっさりと、風景に溶け込むかのように、しかもそこに居ることはできないものか。
■ できないんだよなぁ。と、思いながらこれを書いている。
ネットワークオーディオ、USB-DACの違いによる音の相違なんてことに一度嵌ってしまうと、予算を度外視して突き詰めてたくなったり、それが自己実現だと勘違いしたり、普段聴いている好みの曲の聴き比べで一晩を費やしたり、それがどうしたぼくどらえもんということになるのだが、突き上げる熱き心には口笛も凍る街角。
だんだん何を書いているか分からなくなってきたが、小晦日である。