12月の花束。
 
 
 
■ あまり深刻に酒を飲みにいかなかった。
 東京を暫く離れ、戻ってくるとなにものかに追われ、銀杏の枯葉が舞う外苑西通りをいったりきたりしていた。
 毎年のことだが、透けていくように空が広くなるのが分かる。
 

 
■ それから昼間の厄介用のワーク・ステーションを一台組んだ。
 昨今水冷のものも多いのだが、古くなってきたときのメンテに困るだろうと空冷のものを捜していた。夏場は煩いかもしれないが、本体は離れたところに置いてある。
 グラフィック・ボードだけを前から持っていたものに付け替え、若干のチューンをして取りあえずは動かしている。
 何台もあると、その同期を取るのが面倒で、大きな会社のように決めうちで動かしてみたいとも思うのだが、そうなるとモニターなども同じものにしなければならず、無駄が出てくる。
 何時までこんなことをしているんだろうなぁ、とデュアルの石でオーバー・クロックしていた頃を思い出してうんざりするのである。