ツバメ。
■ なんのせいか、自転車の世界に爪先を突っ込んでいる。
まだ先っぽだけ。
適当に乗るのが目的なので、ロードまではいかず、ほぼ色と格好で選んだ。
もちろんネットで買うようなことはせず、自転車店で組んでもらっているのだが、単車や車のときの悪癖が出て、あらかじめパーツの幾つかを取り替えてもらう。ガラス・コーティングもかけてもらう。
たいして高くもない自転車に何をしているのか、という気もするのだが、そこは流れである。
■ 普段車に乗っている立場からすると、都心部の自転車乗りのマナーはあまり誉められたものではない。
休日近くなると現れるレーサーもどきの方々のスピードは40-50を楽に超え、ぴったりした服で信号を楽々と無視していく。
あぶないじゃないの、とクラクションを鳴らしたことが何度かあって、すると彼らはこちらに中指を立ててくる。一度は追いかけられたこともあった。
後でドライブレコーダーを確認してみたのだが、お兄さんまたはお父さん、完全に信号無視ですぜ、ぶつかったら怪我するのはそちらじゃないですかと、深いため息も出るのだった。
彼らも平日は背広を着て通う立場ではあるだろう。
■ 車から自転車は見えていない。
だから昼間でもリアにライトを点滅させたりする必要があるのだが、どれにすべきかを私も二日くらい悩んだ。
2km先からでも視認されるというもの。かなり高価ではあるが、なかなかよさそうだと。ただしUSBでの充電式である。となると日常的に管理しなければならず、こちらの用途には向いていないことになる。
視認距離を1kmにして、単4電池で稼動するものをとりあえず選ぶ。これで足りなければ併設してみることにしたらどうか。
どうか、と言われても返答に困るのが常だが、こんなものを買いに、麻布や六本木界隈の駐車場をハシゴしていたのである。