捨てる言い訳。
■ このところ随分本を捨てている。
一番の理由は場所の問題で、棚が溢れてしまったから。
後はどうしたものか、心境の変化である。
■ 定期的にそうした時期があったことは覚えているが、そこに共通点があったかどうか。
頭や時間の使い方が、例えば自分のことだけでは済まないといった状況や段階もあって、その時に纏わりつくものが嫌になってしまうのかも知れない。
一番神経にこたえるのは、文章が練れていない学術書みたいなものである。
何度読んでも頭に入ってこないのは、はじめこちらが悪いのかと思っていたがそうではなく、書き手のセンセがわりいのだと思えるようになったのは確実に歳の功だろう。
そういった按配で、仕事上必要でいやいや集めたものは全部捨てることになった。
■ あればあったでいい。
なくても困らない。
どこかで情報を遮断していかないと、腹が減ったことに気づかなくなってしまう。自分ではそう言い訳をしている。