コタツ龍之介。
 
 
 
■ 「緑坂」 Early Essential の Introduction 、その書評 は面白い。
 
「深夜一人でディスプレイを眺めながら上質の孤独と退屈を楽しむ輩には、作品に流れるゆったりとしたアンニュイさがたまらない」
★★★★★
 
「ネットで読み継がれる名作」
「一部マニアの間で絶大なる人気を誇り」
 
 名作というのは持ち上げすぎだが、一部マニアときたもんである。
「輩」である。ヤカラ。
 ま、その通りなんですけれども。
 
 
 
■ 当時、ライターさんの質は高かった。
 文章も編集もいわゆるプロの技である。
 やや苦笑いしながらちらりちらりと本音を混ぜ合わせ、短文をまとめていく様子が私には手にとるように分かる。
 おつかれさまです、ご同輩。といったところだろうか。
 記憶によれば、高名な小説家のサイトを差し置いて五つ星を貰っていたのだからほぼベタ褒めに近い。今更ながらありがとうございます。