背中丸めた老ィ。
 
 
 
■ 万太郎は猪の首だった。
「文士の生き方」(大村彦次郎著:ちくま新書438)に出ている写真を眺めると、素顔だけで妙齢にもてたとは思えないところもあって、男は何で世を渡るのか。
 
 
 
■ 顔や背丈の男もいれば、出たガッコの方もいる。
 いくら稼いだとか、車何に乗っているとか、あるいは庭付のマンションの芝生を手入れすることが夢だったという友人もいた。
 今どうしてんだ。
 息子と三輪車で遊んだのが10年前さ。ぼうぼう。
 奴は離婚だけが楽しみだと言っているが、本気にはしていない。