手袋のはなし 2.
■ いわゆる電車で長い時間通勤する立場でははないので、皮の手袋というものは必需品ではない。
今年は各地で雪が多く被害も相当だと聞くのだけれども、豪雪地帯でペラペラの皮の手袋は役に立たず、畢竟、都心部での半ば実用をかねたアクセサリーのひとつである。
ブルゾンのポケットに手を突っ込んで歩かなくていいという。
こうした無駄が欲しくなったのだから、半分は魔がさしたみたいなところもある。
■ で、結局、一二度つけてみた。
あとは面倒になって、なんとなく車の助手席に置いてある。