北のうねり 5.
 
 
 
■「北のうねり」という言葉は詩的である。
 詩的ということは、そこに絵が浮ぶという意味である。
 簡単に言えば旅に出たくなるような言葉だ。
 
 
 
■ 波乗りの彼らや彼女たちは、空を眺めては血が騒ぐのだときいた。
 ブームだった時期もあったのだけれども、今やっている奴らは半分はおバカである。
 真冬にぞろぞろと繰り出している。
 車、穴空いてんじゃん。
 気にしない。