北のうねり 4.
■ THE NORTH SWELL.
元々はサーフィンの用語だという。
ヤングの本は手元に置き、ぱらぱらと捲り、そうしているうちに読み終えた。
愛着を持つ本かと言われればそうではなく、明白な将来への視座があるかと問われても前作同様、その辺りは議論が分かれる。
引用したいところは沢山あるのだが、今、それをすることが誰かを傷つけるかもしれないという気分が最後まで拭えず、いまひとつのところで止めている。
この薄い怯えのようなものはどこからくるのか。