皿に水。
 
 
 
■ 薄い毒。
 と、いう按配で4軒目の店である。
 会合があったり誰かと飲んだ後、ひとりでぼうっとする癖があって、あるとき車を拾い、それから歩き、知らない店に入った。
 
 
 
■ ここは何処か。
 どこでもいいのだけれども、週終わりの夜ということもあり、カウンターは混んでいた。
 並んでいる酒とグラスを眺めると、いわゆるBarというところらしい。