スラムの惑星。 
 
 
 
■ Planet of Slums.
 という本を捲っていた。
「スラムの惑星 都市貧困のグローバル化」と題されたものである。
(マイク・ディヴィス著:酒井隆史監修:藤原雅武・丸山里美訳:明石書店:2010年5月発行)
 カバーにある写真はブラジル、サンパウロにあるスラムである。API/アフロ。
 試みに画像を検索してみると、似たようなものは眼にすることができる。
 かなたに高層のマンションとビル群があり、それを取り巻くかたちで赤褐色の無数のバラック・家々が押し寄せている。これがスラムだ。 
 
 
 
■ いつだったか、脳が煮えたので何時ものように車を出した。
 本を一冊持ち、そこにカバーをかける。カバーは適当なものがなかったので、漫画家・西風氏の描いたそれを裏返しにして使った。
 サイズが微妙に違うのだが、そこは流れである。
 途中のPAで数行を読み、それから横浜のバーで続きを読んだ。
 必ずしも酒を頼まなければいけないわけじゃない。