風景と男と 4.
 
 
 
■ 及ばなくていいのである。
 十代かその辺りの頃、ヌカ六とかすったもんだを耳にした。
 すげえなあ、と思ったものだが、さて相方はどうだったのかというと、とても聞けるような段階ではない。
 あんないい女とロクかよ。
 
 
 
■ その後、あれこれあったとする。
 あんないい女としみじみする機会があるとする。
 あのね、瞬間風速なの。
 は。
 で、先輩はどうされているんですか。
 知らないけどね、新宿から十番にいって今は房総らしいわよ。