水辺夜桜単衣 2.
 
 
 
■ 淡い墨色の地に、霞に桜。
 桜と波と白鷺。金の糸による弦月。
 全体を眺めていくと夜桜だと分かる。
 江戸時代、御所関係の夏衣だという。
 つまり後の月という。