京都から博多まで 2.
 
 
 
■ 新橋から銀座。あるいは錦糸町。
 それも丁目や路地、またはビルのあれこれによって客層もヘルプも違う。
 自腹ではこの辺り。相手によって時価なのもこの辺り。
 かつて文壇の方々が半ば学割で飲んでいた跡は今は更地である。
 
 
 
■ 一気に博多まで、と言ってしまったところが新しかった。
 阿久悠さんの作詞がである。
 その距離に実感があった時代。
 待つのではなく、ひたひたと惚れた男を追い詰める女。
 ドウシタラヨカロ。