銀色の鱗 2.
 
 
 
■「これから、どこへゆこう」
 という緑坂を随分前に作った。画像入りの単独作品である。
 EPSONの担当者はそれを広告として使うかどうか、本社界隈で随分悩んだ末、画像がマンハッタン界隈のそれなので、かの地のリスクを考えて見送る。
 その判断は正しく、あそこでは弁護士がタクシーの後を自転車で追いかけている。
 
 
 
■ 右にゆけば空港中央である。
 左はさっき昇った本牧。
 尻が流れるというのはこの車の場合基本的にないのだが、フロントの滑り具合を確かめてギアをサード辺りまで落とした。