実務について 2.
 
 
 
 
■ 例えばとある電化製品のマニュアルを書いているとする。
 私は元々がコピーライターなので、そういった仕事はうんざりする程並べていて、いかにして個性をなくして入り込むかというのが勝負であった。
 ただ問題は、日本語の読解力をどの程度に見積もるべきかということで、想定しているユーザと、実際とが異なっていることが度々あった。
 
 
 
■「厄介」と「按配」
 そして、「ま、そこは流れで」
 というのが、緑坂を貫くテーマのひとつであろうか。
 基本的な姿勢は、1993年以降変わっていないつもりである。
 例えばライブドア事件に関しても、読む人が読めば分かるだろうが、検索エンジンにはひっかからないような書き方をしていた。
 省いたものが随分とあって、それをいちいち説明してゆくのは野暮であったりもする。