Bohemia After Dark 2.
 
 
 
■ どの世界でもそうなのだが、舞台裏というのはなかなかえげつない。
 車の周辺もそうで、何度もこれはと思うようなことがあった。
 雑誌に広告が載っているようなところが名人かというとそうでもなかったり、OEMを使っていてもそのメーカーが答えられなかったり。
 一般に職人というのは純朴で気質があると美化されてもいるが、ではなぜ監督が要るのかというと、近いところにいる方々なら頷くところもあるだろう。
 

 
■ 半分はそういう世界で、事情を知っていたり知らなかったり。
 適宜線を引いていくところと流していくところ。この辺りの区別と勇気が私の場合、時折持てなかった。妙に気後れしていたのかも知れない。
 あるとき、車関係の記事をまとめているポータルサイトを覗いていた。
 フォグランプについて調べていたら、もしかしてトラック用のものも面白いかと思ったのである。そこでは自作したりその方法を載せている方が多くいて、北の方の国の方が自らのトラックに庇付きの四角いフォグをつけていた。庇はアルミ板を切って作っている。
 必ず内側から止めること。
 お!まびし!
 
 
 
■ 多分訛っているのだろう。それをそのまま書かれている。
 声を出して笑ってしまったが、まびしかったんだと思う。
 北へ帰る豚の群れは誰も無口で。
 夜中の東北高速を延々と走り続けている長距離便の兄さんたちがいて、半分は部屋のようにその中と外を飾っている。そうでもしないと、あの灰色の長さに飽きるのだ。
 途中、山が迫る。