眠れ巴里。
 
 
 
■ ワン・ノート・サンバが流れている。
 ちょっと年増、ベティ・カーター辺りだろうか。
 夏の空気は重く、夜になっても風はなかった。
 

 
■ 一杯だけ嘗めて戻る、ということができるようになった。
 酒が弱くなったからだろう。
 シロップ多目のミントを頼んで、こんなところでなにをしているんだろうと思うわけである。