不思議の庭 3.
■ 古いバイク雑誌をせんだって処分した。
今乗ってもいないのになんであるんだという声もあろうが、あのですね、いずれ岬の外れの小屋に棲息するようになったらカブ買う。
■ 80年代半ばくらいのものだったろうか、読者欄の隣に自費出版の広告というか案内が載っていて、川崎のW1-Sで旅した人の詩というかエッセイである。
はっきり覚えていないのだが京都、関西の方だったと思う。
ダブワンであちらこちらを旅した時の感想をまとめられたもので、そのコピーというか宣伝文句が70年代の「ガロ」のようで味わいがあった。
物質文明に背を向け、深層の世界とどうのこうの。
キャンプと家めし。
ダブワン、音も煩いしガソリン漏れるし、じゅうぶんに物質文明だよなと思いながら、ひとのことは言えないものである。