America's Army 2.
 
 
 
■ New York の画像に触っていると、この背後にはそうした手厚い文化のようなものがあることに気付く。
 文化というより、存在の仕方である。
 60年代70年代、あるいは90年代。多くの写真家がNYに渡り写真を撮ってきたものだが、今眺めるとどれもその時代の空気や写真家その人の気配が反映されていて、成程と唸ったり、そうでないこともあった。
 

 
■ だからどうだということはない。
 NYには15時間もあれば渡れるのだし、周囲にも駐在している方々が数人いて、彼らもカメラを持っている。ニューヨーカーもその通りだろう。
 記録もしくは速報性という意味では、そこに住んでいる人の方が圧倒的に有利なことは確かで、では写真を撮って作品に仕上げるとはどういう意味があるのか。
 今更ながらそう思ったりするのである。