夕日の丘 3.
 
 
 
■ 二俣川の界隈に女がいて、横浜新道を下る。
 すこし離れると、まだ雑木林が残っていたりする。
 

 
■ 日活映画をリアルタイムで眺めた年ではないのだけれど、車がカセットだった頃から裕次郎はよく聴いていて、なるべく初期のものが好きだった。
 脇道に逸れた暮らしをしていたものだから、あれ録画しといてくれ、と頼んだりした。
 ベランダには鉢植えがあって、浴室のシャンプーより多い。