No.3 の思い出。
 
 
 
■ 特別旨いとは思わなかった。
 ライムを切ってくれたので、それを啜りながら嘗めた。
 Tenってのがありますね。それと比べてどうですか。
 うん、どっちでもいいかな。
 
 
 
■ 黒服にカメラのことを聞かれた。
 手に型遅れの単焦点を持っていたからである。
 スマホとかで撮るじゃないですか。それとどう違っているんです。
 彼は正直なのだと思う。
 こちらの仕事を知らないから、ということもあるけれど、それが素朴な疑問なのだ。