Nonchalant.
 
 
 
■ プログラム・ピクチャーというのが好きである。
 先日は「若大将」シリーズの何作目かを眺めていた。
 いかにものお坊ちゃんが活躍するそれだが、半ばありえないような世界を描くことでスクリーンに夢が広がる。
 今の眼からすれば、笑えるところも、呆れるところも多々あるが、ま、そこは流れである。
 
 
 
■ どこか貧しい厄介の話があって、義理というかなんというかなので無碍にもできない。
 しかし付き合っていると段々気がめいってくる。
 大川橋蔵さんと美空ひばりさんが競演した「大江戸喧嘩纏」での啖呵なんかを口にしたくもなるのだが、あの巻舌ができない。
 けっ、という按配で、さて次いこう、ということになる。