青のGimlet 6.
 
 
 
■ エバァ・マリー・セイントに似た秘書の方と薄く厄介だったことがある。
 厄介とは。
 思いもかけぬことを告白されたり、告白したことを暫く経ってからなかったことにしたかったり、彼女も口が大きかった。
 口紅がはやく減る。シュークリームなら一口である。
 30をいくつか過ぎてからだろうか、これから婚活ですと出たらしく、それからのことは知らないでいた。