お行儀について。
 
 
 
■ こうすればこうだろうな、と思うことはままある。
 いわゆるスタンド・プレーのようなもので、初めて監督をした人の作品や、デジタル・フィルターばかり買っているカメラマンの画像加工のようだと言えば過ぎるだろうか。
 先だって美容院かどこかで車関係の本を眺めたが、なんという彩度だと半ば呆れかえっていたのだ。輝度が300はありそうである。
 
 
 
■ 行儀よくやろうとすることは、実は痩せ我慢である。
 こうすれば儲かるのに。あるいは人気も出るのに。
 ところが、そうしているとどこか消耗する部分もあって、それを自覚していればいいのだが、果たしてどうなのか。