高い月。
 
 
 
■ ふたつ前までの緑坂を書いて、載せるのを忘れていた。
 なんやかや忙しかったからである。
 昼間の厄介をこなし、夜なべで作品をいくつか作り、それから人に会い、思い、このようにして季節も過ぎていく。
 自分のことだけを考えていれば良かった時代もあったけれども、いい歳になると半ば飼育係のようにもなる。
 メンドウミテクレンチョ。