横尾さんと泥絵の具 2.
 
 
 
■ 私は一度だけ、デザイン・美術系の専門誌で横尾さんとご一緒させていただいたことがある。
 うわ、と後から思ったのだが、妙齢の編集者は何も言わなかったんだもん。
 
 
 
■ 高輪にあった事務所に取材にこられた時、私はお土産にお菓子をあげた。
 子どものお使いじゃないんですから、と彼女は言っていたが、ニコニコして戻っていくのである。