何処やらに鶴の声きく霞かな。
 
 
 
■ 正確には「堂津(たづ)」だろうと思う。
「井上井月顕彰会」というところでは、その書までを眺めることができる。
 鶴であれ、その声を聞いたことがあるだろうか。
 ある方もおられるだろう。
 
 
 
■ 向こう側になにがあるのか。
 白い鳥のようなものが甲高く泣いて、靄か霧である。
 かえってこい。
 というわけもなし。