キュレーターについて。
 
 
 
■ 仕事の関係で学芸員の方とは交流がある。
 どこ、とは書かないけれども、なかなか骨の折れるお仕事で、こんどこちらに出向ですよと年賀に書かれてきた方もいた。
 みなさん偉くなられていて大学の図書を選定されるお立場の方もいた。
 は。
 と、お会いするたびに言う。
 
 
 
■ キュレーションとは編集である。
 編集そのものに価値は勿論ある。しかし、基本的に他人の作成した様々な素材をどう切り取り、見せるかが勝負であることも事実だった。
 AD、アート・ディレクターも視覚的なそれだろうか。
 あるいは写真家などもそうで、対象がなければ切り取ることすらできないのだ。勿論風景など自然物を含めてである。
 そこには直接間接に個人の個性というものが滲んでくる。