フケ方流儀。
 
 
 
■ どんな風に枯れるかというのは、ひとつのテーマだと思う。
 若造だった頃、背伸びしてみる海峡を、で酒や女や世のあれこれを学んだものだけれども、考えてみると猿に毛が生えたような気もして、こころもとない。
 要は恥ずかしく、思い出したくもないよな、てなところである。
 他人からどう見られているかというのは、よく分からないところもあるが、そうは言ったってこうなってしまったんだから仕方ないじゃないか、辺りに最後は至る。