「緑色の坂の道」vol.5731 女衒は語る。 ■ 入り口のところに、細いスーツを着た男が立っていた。 スマホか携帯を耳にかざし、今どこなのだということを述べている。 チラシのようなものを携えていて、方位のいい不動産と書かれていた。