Pick-up on Noon Street 3.
■ 殴られてからどうなるか、と言えば、ほとんど泣きながらのろのろと起き上がり、てめぇこのやろ、とは口にせず、リボルバーを持って敵の陣地に乗り込むのである。
その場合、銃身は割りに短い。
ほとんど泣きながら、というところが肝心である。
裏を返せば、こわいよ、おかーちゃん、という意味なのだ。
■ 一般社会でもそれは同じことだった。
快調に飛ばしているかのようにみえるときというのが一番危なく、足許をすくわれる。
一度駄目になった男たちが復調できるかどうか。
できる場合もあるし、そうでないこともある。