からゆき。 
 
 
 
■ 広告じゃね、皇国史観の頃合、遊郭から流れていくと南方に売られる。
 いわゆる「からゆきさん」である。
 ボイラーを炊く石炭の詰まれた船室で女衒と密航していく。 
 
 
 
■ すぐに名前は出てこないのだが、その事情を劇画というか漫画に描かれた方がいて、確か10代だった私は、いわゆる市民社会とは違う世界があるのだととても困った。
 貧しさというものに実感がないのである。