ダンディズム 4.
■ ダンディズムの始祖と呼ばれたブランメルについては、河出書房新社かなにかのムックで始めて識った。
若造だった頃、背伸びをしたくて求め、とりあえず隅から隅まで読んだような記憶もある。
誰が出ていたかというと、吉行さんに山口さん。それから「男の作法」などを書かれた食通のあの方である。後は学者先生と、女性執筆者がそちらの視線から語るてな按配だった。
■ 当時の友人がボードレールか何かを研究していて、結構な薀蓄を聞かされたものだが、文士というのは最後のところでダンディではないというのがブランメルの見解である。