「緑色の坂の道」vol.4874 雲について。 ■ 六月の雲は、時々はっとするような色とかたちをしている。 いい歳をして、はっとしているのだから少し困るのだが、忘れていた夏の日のことや、これからくるだろう出会いのことも、そこには含まれている。