I'M A FOOL TO WANT YOU 2.
 
 
 
■ 一月になって、どうも果てしない気分のとき。
 チェット・ベーカーのラスト近いアルバムを流すとする。
 若い頃、相当な色男だったチェットは、中年壮年になるとその風貌を変容させていった。
 見るに耐えないという声もあって、私も若い頃はそう思った。
 いい気なものじゃないか、と。
 
 
 
■ こちらがいい齢になってみると、人生はそういうものでもなさそうなのである。