短めの泪 2.
 
 
 
■ 歯の裏側などを見られ、触られるというのは、臍の辺りを点検されているような感じもある。
 目をつぶりそんなことを考えてもいたのだが、所詮は骨であり、その上に様々なものが生きている間じゅうまとわりつき活動しているのだという見方もある。
 軽いニヒリズムに繋がるのだが、そういったところで何を語ったことにもなっていない。