長い旅を続けていると、何処なのかを忘れる。
     夢も古びてくる 4.
 
 
 
■ これは「青い瓶の話」の主題となるコピーだった。
 初出は97年か8年あたり。読売のYOMINET時代のお話である。
 北澤さん、これいい言葉ですよね。
 と、何年か前、南の島で生まれ育った妙齢が言った。
 若い彼女に分かるのかといぶかしかったが、彼女もまた別のところに旅をしている。
 
 
 
■ 伸びた白いウドンの甘木クン襲名3代目の彼は今頃どうしているか。
 まだ結婚しないのか。
 いい女いないっすよ。
 おまえ形から入るからだよ。
 言われたくないです。
 ともいえるな。