ニーチェの著作権。
■ 細かい雨というのは一番滑る。
首都高の繋ぎ目で、フロントが曖昧になった。
試しにややきつくブレーキを踏んでみると、ABSが動作するしないかである。勿論直線でアクセルを踏めば、イエローのEPSが点滅する。
私はギアを落とし、白い個人タクシーと速度を合わせた。
彼らのペースが日常深夜のほぼ限界で、これは35のRやカレラの4でも同じことだろうと思う。
■ 間欠か定常かを迷うような雨の中、赤白い発炎筒が車線の真ん中に並んでいる。
視界は曇り、点滅している光の中に黄色い作業車が案外に大きく、同じ色のヘルを被った男たちがコーンの内側にいた。