微妙な按配。
■ 退屈な車の話である。
先日、芝浦のディーラーでLLCとブレーキフールドの交換をした。
今乗っている古い方の奴の場合、冷却水は1年に1回が基本である。夏場はかなり熱くなるので、高速を飛ばしてきて駐車場に入れた後などはボンネットを薄く開けておくこともあった。雨の後などは、白いものが立ち上る。屋外だとそうもいかないが、駐めてあるところは部外者は一切入れない仕組みになっているので、1日2日ならそのままでも問題はない。
夏場、ボンネットを薄く開けているのは私だけではなく、車名は書かないが御同輩というか諸先輩方も近場に複数おられる。アバルトじゃないよ。
■ LLC、クーラントの交換は機械を使って一気にという店もあるが、ホースやサーモに負担がかかる。時間をかけゆっくりと全量交換する方が望ましい。朝入れて夕方できるかというようなところだろう。
昨年はFUCKSを入れたが今年は純正である。
面白いなと思うのは、いわゆる量販店とディーラーで工賃が1000円しか違わないということだった。町場のショップと同じか、または安いかも知れない。パーツの持込も可能である。工賃は同一。
■ 今回入れたブレーキフールドはATE社のブルーレーシングというものである。
ダストが出にくいセミレーシングにパットを換えてから、初期制動がやや甘く、どうしたもんかいなあと遊んでいたら、フールドを換えてみるといいという話があって、それに従った。ブレーキホースは前からステンレスなので、どうにかするとなればそこしかないのである。
車に乗ってみると、確かにその通りである。敏感でしかもダイレクトな感じ。ローター面の微妙な凹凸まで足の裏に伝わるかのようだった。
新油効果かも知れないが、前に換えてから一年は経っていない。
こんなに違うものかな。
これならブレーキ残したままちょっと傾けるかな、と思ったりもする。
荷重移動ですね、詳しく言えば。