ペッパー・リターンズ。
 
 
 
■ 戻ってから仕事をし、ライトアップされた花を眺めていた。
 色男のアート・ペッパーが復帰した後の奴を聴きかえす。
 適宜に枯れていていいのかも知れない。ボリュームを絞る。
 
 
 
■ ペッパーは麻薬に溺れた。
 当事のJAZZメンはおおかたそうである。
 が、先のワイルダーの本などでも、れっきとした医師が注射針の先にコカインの粉を溶かしたものをつけ、ハリウッドのスターに処方していたというのだから仕方がない。
 ケイリー・グラントがLSD中毒だったこと。モンローの死因が麻薬の過剰摂取によるものだと言われていること。
 知らなくてもいいようなことを知って、また見返したりする。