風売り。
 
 
 
■ しばらく旅に出ていて、こちらの方を留守にしていた。
 旅というのは北だったり南だったりするわけだが、そこにいくつもの話があって、それを全部書き記そうとするのは野暮である。
 濾過されるの待とうとして、軒下に誰のものか、風車がある。