月光 3.
■ レンズのオーバーホールが3万台円から。
ボディがM6の場合、やや程度の悪い中古が買えるほど。
この辺りをどう捉えるか、なのだが、大体今の時代に銀塩で撮ろうとすること自体、考えてみれば道楽である。
あの手間暇と一枚辺りのコスト。
加えてそれを例えばデジタル化する厄介さなどは、黎明期からこの世界をうろうろしている方には痛いほどお分かりになるだろう。
■ 写真というのは基本的に道具に依拠する芸術である。
芸術、と私はここで書いたが、そういう側面もあるということで、クレヨンで描いた絵画が場合によっては芸術と呼ばれることもあるように、内容とその受容の仕方で大筋が規定される。
と、あまりここでこういう話をしても野暮なのでやめにする。