アルピナB10 Bi-Turbo 270.
 
 
 
■ PF氏の話を書くと延々と続きそうである。
「ハイスピード・ドライビング」とか、鈴鹿サーキットをS800で走った際のライン取りとか、911の歴史についても半ば教科書や一般教養の世界に入っているのかとも思えた。
 マニアな世界のそれですが。
 
 
 
■ アルピナのセダンにはビ・ターボというものがあった。
 今から20年近く前、空気力学を全く無視した形で270-出たという。
 それよりもハンドリングがPF絶賛で、MTというところと、タービンを今では交換しなければならないだろうというメンテ上の懸念以外、数奇者には堪えられない魅力を持つ。
 街中ではワンダリングも出るだろうし、夏の首都高の渋滞では冷や冷やもするだろうが、そこまで行ってしまうとなんとなく諦めもつく。
 実用セダンのくせに夏は乗らない。
 これは粋なのか、野暮なのか。無駄という説もある。