The Girl Next Door 2.
■ 今書いていて、この情景は「夜の魚 一部」で使ったな、と思い出した。
小説の中では、西銀座の地下駐車場に置いてあったカマロのZ28。
携帯電話が出始めの頃だが、長く停めてあったので主人公は駐車料金を2万ほどとられて唸る。
灰色にまだらになったカマロの69とか71辺りが、OHVのエンジン音を響かせ、漏水の目立つ古い地下駐車場で目覚めるという設定である。
この辺り、車が好きなひとでないとニュアンスが伝わらないかも知れない。
■ 93年の師走辺りというのは、まだバブルの気配が濃厚に残っていた。
バブルという言葉自体、それほど一般的ではなかったと記憶している。