花の雨 3.
 
 
 
■ 乾いた花弁は、ほとんど白に近い桃色である。
 こうしていれば、そう捨てたもんじゃないだろう。
 結構いい酒に浮かべているのだが、私は古い女友達の顔を思い出した。