「緑色の坂の道」vol.3942 乾いた夜 8. ■ 黒いドレスを着た女が階段を降りてゆく。 ショールを首に巻き、すこしだけ膝が開いている。 何時だったかそれを見送って、もう一杯飲もうかという気になった。